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2004年09月13日

干物屋として/じじや家訓

じじやが「じじや」という屋号を使い出したのは、つい最近です。

平成5年の小倉そごう店出店を機会に「甘汐ひもの じじや」という屋号を使い始めました。
その「じじや」としての船出の時に制定したのが「じじや家訓」です。
ですから、

昔々からあるものではなく、これから新しい歴史を作っていこうと言う気持ちで
制定されました。


    じ じ や 家 訓

 昔の食べ物は 素材の味をそのままに
 おいしく栄養満点であった
 その昔の味が 忘れられようとしている今
 じじやの各々は 医食同源の言葉のとおり
 昔の味を大切に おいしいものを作り
 皆の健康に役立てること

 
    医食同源 伝承美味




食べ物は何であれ「おいしい」のが基本


それが健康の素

じじやは、本質的に物造りの店です職人集団です
やっぱり、いい素材「厳選素材」を使って、喜ばれる仕事がしたいです。

しかしながら、今どきそれがとても難しい。
たくさんの人に食べてもらおうと少し多めに確保するだけでも、結構な高値になります。

魚ひとつとってみても、いくら鮮度がよくて地のものでも、やせてパサパサじゃ
おいしくないでしょ。高いお金払って買ったものが、いくら希少価値のあるものでも
程度もんですよね。

ところで、昔の味ってなんでしょーね?
太助は、子供の頃、家の裏になっていたビワや柿・イチジクを
ちぎってよく食べてて、「めちゃくちゃおいしかった」

最近、そんな「めちゃくちゃおいしい」果物なんてめったに行き当たりません
本当に新鮮な果物屋さんでも「おいしい」どまり

やっぱり、農薬とか添加物とかの問題なのでしょうか
いやいや、「日本は島国だから基本的に栄養分が山から海に流れ出ちゃう」とか
いろいろ原因はあるのでしょうが・・・

私は、けっして「添加物などが悪い!」と言ってるのではないのです
やっぱり、チョット旬をはずれた魚でも多少味付けしないと物足りない
(旬はずれは、旬はずれとして季節を楽しみたいけど)

でも、私はやっぱり昔のあの味が忘れられないし
加工品でも、素材の味が生きているものはどんどん食べれて、飽きも来ない

無添加でもおいしくないものを食べ続ければ、健康にも悪いに決まってる

とは言っても、なるべくなら色々な添加物でごまかした味じゃなくて
ほんの隠し味程度で素材の味が活き活きと生きていてる物を作りたいですね。

なるべく添加物は使わないで、おいしく作る。

「うゎー、昔の味がするー!」なんて喜んでもらえるような

そして、どんどん食べてもらえて、決して冷蔵庫の不良在庫にならないような
じじや流「めちゃくちゃおいしい」食べ物が作りたいと思います。

素材を活かしながら、おいしいものを作る。
とても難しいことなんですけどね。

投稿者 tasuke : 2004年09月13日 09:32

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