2004年09月17日

飛魚(トビウオ)

水平線を滑空する勇姿。
そのかっこ良さの中に秘めた、味わい深い淡白さ・・・

顔の半分をしめるような、大きな目!
この透き通った目が飛魚の鮮度の証。

体表に光沢があり、背びれの近くが青黒く輝いてるものが鮮度がいいです。

飛魚には、いくつかの種類がありますが、干物用では、頭の形から丸トビ、
角トビと区別されます。

一夜干しでおいしいのは「角トビ」
丸トビは、くさやなどに使われます。

写真は、角トビ。

飛魚の羽?かなり大きいですよね。

北九州・下関には、屋久島からの飛魚が多く入荷します。
他の地域からも来るけれども、屋久島のものが一番いいと思う。
氷に詰められて、これはかなり大きいですね。


さっそく、開いてみましょう。まず、頭を割って・・・

背びれに沿って、包丁を入れます。

いかにも淡白そうな、透き通った身です。
飛魚は、刺身にしても極上においしいですよね。ただ、刺身の場合は、鮮度も
極上にいいものを選んでください。

普通食べるなら、塩焼きでしょうが、ぜひご自分で干物に挑戦するのも、
いかにも「俺の作品!!」みたいな味がして、格別にうまいです。

干しあがった飛魚の干物。
きれいなんだよねぇ~

透き通った美肌です。うまそう!

あらら・・・ちょっと焼きすぎましたか??

はいどうぞ!

飛魚。これはほんとに干物らしい干物ですね。
むしって食べる。そんな感じです。

淡白な白身。酒飲みにはもってこいですね。

ただ、飛魚を食べるときに気をつけることは・・・

 「焼き立てを食べる!!!」

さめると、身が硬くなるんよね。箸も通らんくなります。

しかし、根強いリクエストが絶えない飛魚。
やっぱい、年に一度は、必ず食べたい魚ですね。

春から、夏が旬です。


投稿者 tasuke : 14:53 | コメント (0)

2004年09月14日

生サンマ(秋刀魚)の独り言

「僕、サンマ。秋になったら、全国の店で大量に出回る、秋の有名人なのさ。
 どんなに魚が嫌いでも、一年に一度は、僕を食べないといけない。
 これ、日本人のおきてみたいなものさ。
 
 僕が一番うまいのは、9月に入ってからの時期。新物として、夏ごろから出回るけどね、
 北海道東沖から三陸、女川港などで水揚げされる頃野が一番おいしいのさ。
 子供のころは、黒潮に乗って、北海道の東の沖に行間でいくんだ。
 そこで、たくさん餌をくって、どんどん太るわけ。

 そして、秋に向かって、なんか開始!
 11月ごろには千葉県銚子港、外房、伊豆、紀伊半島まで下りてくると脂がぬけぬけ
 のやせっぽちになって、食べてもパサパサってワケ。寿司にはいいんだけどね。

 まあ、新物で出始めのころはかなり高値だけど、そのころ去年のヒネ物も出回るから
 僕を買うときは気をつけて欲しいの。

 せっかくだから、脂ノリノリのおいしいときのものを食べて頂戴!!」


魚で、代表的な秋の味覚といえば、何といっても「サンマ」

漢字からして「秋刀魚」ですから、文句の付けようがないでしょう。






さて、脂の乗ったサンマを七輪で焼く光景は、もう昔の話。

最近は、煙もくもくでサンマやいてると、それこそご近所からクレームが

きそうですね。



でも、ひもの好きにはそんなことは言ってられません!!

「年に一度ぐらい、煙ボウボウでもいいじゃないか!!」

ご近所の皆さん、ぜひ、お許しください。





■サンマの選び方



  くちばしが黄色いのが脂の乗ったサンマ



  おなか周りがふっくら。紺色のラインがしっかりしたものを。
  よく超えた大型のほうがおいしいですね。  




■北海道から生サンマ到着!!





北海道からスチロールに凍り水につかったまま届きます。


よーし!お目めもきらきら。鮮度抜群!でも、つめたーい!


うん!しっかり、ずっしり!脂乗ってます!
さて、この生サンマを「サンマの開きに仕上げます。




投稿者 tasuke : 14:44 | コメント (0)